
知識と経験を深め、
社内外から信頼される
プロフェッショナルへ。
証券取引執行部
2022年中途入社/経済学部 経済学科
新卒で地方銀行に入行し、銀行資産の有価証券運用業務を担当する。その後、アセットマネジメント会社でのファンドマネージャー業務を経て、2022年に日本マスタートラスト信託銀行(MTBJ)に入社。これまでのキャリアで得た専門知識やスキルを活かし、証券取引執行部にてレンディングにおける資金調達業務の取りまとめやチームメンバーの育成に励む。
若手から中途入社の社員まで、
高い専門性を有する
プロフェッショナル集団。
まずはMTBJに転職した理由を教えてください。
大学卒業後は地方銀行に入行しました。銀行業務の中でも特に高度な専門性が求められるアセットマネジメント業務に興味を持ち、銀行の資産運用を担うファンドマネージャーとして経験を積みました。その中で「資産運用に関する専門性をもっと磨きたい」と考え、入行11年目にアセットマネジメント会社に転職しました。そこで取引先の一つとしてMTBJの存在を知ったことが、当社に転職するきっかけとなりました。国内最大級の資産管理専門信託銀行であることや、国内でも個社問わず投資の重要性が浸透しつつある昨今の状況から、今後もMTBJの存在価値は高まるだろうと考え、転職を決意しました。
入社後、前職とのギャップを感じたことや驚いたことはありますか?
入社して驚いたことは、システム投資への優先度の高さです。MTBJでは業務の効率化や堅確化のためのシステム開発に積極的に取り組んでおり、毎年、多額の予算を確保しています。業務で利用するシステムはもちろんのこと、人事的な評価や社内手続きなどのシステムも常にアップデートされているなど、あらゆる面で業務の効率化を追求する姿勢が感じられます。
また、社員一人ひとりの専門性の高さにも驚かされました。若手や中途入社の社員でも専門知識が豊富で、自信を持って業務に取り組んでいます。これはOJTをはじめ、階層別研修や自己啓発支援プログラムなど、人材育成の環境が充実しているからこそ実現できることだと感じます。
ご自身が活用された研修はありますか?
入社後に開催されるフォローアップ研修や、業務に必要な資格取得のための支援制度を活用しました。また、入社3年目には1カ月間のニューヨーク研修に参加しました。現地ではトレーダーのすぐ隣に座り、実践さながらの空気を体感することができました。彼らの仕事にかける情熱やプロフェッショナルな姿勢に触れたことで、視野が広がると同時に成長意欲が刺激され非常に貴重な経験となりました。

入社半年で、
公的機関の
大型プロジェクトに挑戦。
現在の業務内容について教えてください。
現在は、国内債券におけるレンディング業務の資金調達に携わっています。レンディングとは通常の資産運用に加え、株や債券などの有価証券の一部を証券会社などに貸し付け、その対価として品貸料を得る仕組みです。レンディングによる品貸料をファンドの収益として獲得し、再運用することで更なる投資効果を目指すことができます。私が所属する証券取引執行部では、資金調達と運用の2チームに分かれてレンディング業務を行っています。その中で、私は6名が在籍する資金調達チームの取りまとめを行っています。
業務に取り組む際、
意識していることはありますか?
チームのマネジメントを行う上で私が大切にしていることは、メンバー一人ひとりの意見を尊重しつつ、会社の収益を最大化するための最適な判断を導き出すことです。私たちは貸出しを行うにあたり、さまざまな証券会社や短資会社と取引を行います。貸出の利鞘は期間やリスクによって異なるため、短期的に多くの収益を狙うのか、それとも長期的に安定した収益を求めるのかなど、どこに視点を置くかにより最適解はその都度変わります。同じ業務を行っていてもマーケットに対する視点や考え方は人それぞれ異なるため、「なぜそのように考えたのか」を常に問いかけ、対話を通じて相手の考えを理解するよう心掛けています。そうすることで私自身も新たな気づきが得られ、チーム全体で成長していけると実感しています。
入社後、特に印象に残っている
仕事を教えてください。
入社半年後に担当した、ある公的機関のレンディング案件です。お客様の資産をMTBJに移管し、レンディングのセットアップから安定稼働までを行う大型プロジェクトでした。その中で私は、お客様との折衝やシステム・業務フローの構築、さらには社内の関連部署との調整を担当しました。法務や運用に関する詳細など、専門性の高い要件については上司と相談しながら、お客様に対して迅速かつ正確な対応を心掛けました。また、社内に対しても案件の全体像や進捗状況、業務の意義などをわかりやすく説明するほか、関連部署と連携し、それぞれの立場や状況を踏まえた丁寧なコミュニケーションを意識しました。
そうして約1年間の協働と折衝の末、無事にプロジェクトを完遂することができました。アフターフォローにも注力して安定稼働できた時にはお客様からお褒めの言葉をいただき、安堵すると同時に大きな達成感が得られました。会社としても非常にインパクトのある大型案件であり、私自身も成長を実感できた印象的なプロジェクトとなりました。

レンディングをMTBJの
核となる事業に成長させる。
今後の目標や展望について
教えてください。
MTBJは資産管理銀行としては圧倒的なシェアを誇りますが、レンディングのマーケットにおいてはまだまだ拡大の余地があると感じます。今後は、マーケットにおけるレンディング業務の認知度・存在感をさらに高め、MTBJの核となる事業に成長させていきたいです。そのためにはMTBJが取引先から、より信頼される存在になるよう当社のバリューを高めていく必要があります。まずは私自身がレンディングに関する知識と経験を深め、国内債券だけでなく株式や海外債券などの領域でも専門性を発揮することで、レンディングのプロフェッショナルとして、社内外から頼られる存在を目指したいと思います。
最後に、転職活動中の方へ
メッセージをお願いします。
MTBJは金融システムの「ナショナル・インフラ」として重要な役割を担っており、社員一人ひとりがプロフェッショナルとして常に挑戦し続けている会社です。成長意欲があり、積極的にチャレンジしたいという方には最適な環境です。専門性の高い業務ではありますが、意欲さえあれば未経験からでも知識を習得できる環境が整っています。社内には多種多様な業務があるので、ご自身に合った輝ける場所がきっと見つかるはずです。「MTBJでなら成長できるかもしれない」と感じていただけたなら、ぜひ私たちと一緒に日本の金融インフラを支えていきましょう。
ある1日のスケジュール
