業務上流工程の全自動化に向けた取り組みについて

2023年9月28日

東京都港区浜松町二丁目 11 番 3 号
日本マスタートラスト信託銀行株式会社

(131KB)

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:向原敏和、以下「当社」)は、AbInitio Software LLC.(本社:米国マサチューセッツ州、CEO:Sheryl Handler、以下「AbInitio」)および Rossum(本社:英国ロンドン市、CEO:Def.Stu)と協働のうえ、資産管理業務の上流工程の全自動化に向けた取り組みを開始いたしました。

当社は機関投資家などのお客さまから 635 兆円(※1)の資産をお預かりしております。
これらの資産の運用に際して、当社では資産運用会社などから年間約 700 万件(※2)の運用指図、取引約定指図を受け付けておりますが、このうち 10 万件超(※2)がファクシミリや PDF(※3)によって当社に到着しております。

これまで当社では、ファクシミリや PDF などの非電子データ、非構造化データについては、人が電子化および構造化処理した上で当該データを後続工程へ伝送しておりましたが、今般、Rossum の AIOCR ソリューションと AbInitio のデータ統合ソリューションのデータ変換/構造化機能を組み合わせることで、当該工程の完全自動処理が実現し、このたび本件の実装を開始いたしました。

今後は、これらの上流工程の全自動化を経て、定常業務の全面的な自動化にも取り組んでまいります。

これらの取り組みにより、当社では当該工程の後続にあるサービスデータの生成工程へ人員を厚く配置できるようになるため、今後はより一層のお客さま向けサービスの充実をはかってまいります。

当社では今後ともこのような取り組みを続けることで、635 兆円(※1)をお預かりする社会的基盤として、その責任を全うしてまいります。

  • 2023 年 8 月末現在
  • 件数はいずれも 2022 年度
  • Portable Document Format(Adobe 社の文書フォーマット)

以上

本件に関するお問い合わせ
日本マスタートラスト信託銀行株式会社
総合企画部 03-5403-5066